Slic3rには、よりよい押し出しをもたらす助けとなる幾つかの高度な設定があります。
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n層毎の充填(Infill every n layers)
:設定した数の層を飛ばして低密度の充填を生成します。充填が欠けることを容認できるところのプリントの速度アップに使うことが出来ます。 -
必要な部分のみの充填(Only infill where needed)
:Slic3rは、モデルを分析して、内部の天井や張り出しを支持する為に要求される充填部を選びます。 -
n層毎の密実な充填(Solid infill every n layers)
:指定した層に密実な充填パターンを強制的に入れます。0(ゼロ)はこの選択肢を無効にします。 -
充填の角度(Fill angle)
:初期設定では、充填の角度は壁の構造との付着を良くするためにモデルと45度の角度になっています。外周部に隣接している充填の押し出しは、外力で剥離しやすいです。モデルによっては、最適な方向を確保する為に充填の角度を回転させると良いです。 -
密実な充填のしきい値(Solid infill threshold area)
:モデルの中の小さな領域は、通常構造的に良い状態にするために完全に充填するが良いです。しかしこれは、時間や材料がかかり、結果として不必要な塊となる部分もあります。必要性と比較してこの設定を調整します。 -
外周部を横切る時のみ引き戻す(Only retract when crossing perimeters)
:(フィラメントの)漏れが起こらないようにするための引き戻しは、エクストルーダーがモデルの境界線より内側にある時は必要ありません。引き戻しをしない結果として、次に続く押し出しの質へ影響を及ぼす材料の損失があるので、材料が過剰に漏れ出しているならば注意が必要です。しかし、最新のプリンターや材料は、そのような極端な漏れの問題を被ることはめったにありません。 -
外周部の前に充填する(Infill before perimeters)
:層の中でのプリントの順番を逆にします。通常、外周部を先にプリントし、その次に充填部をプリントします。これは外周部が充填部を包み込む壁として機能することが、普通は望ましいです。