可変レイヤー高さ

Slic3rはZ軸上の任意の位置の間でレイヤーの高さを調節する機能があります。すなわち、例えば垂直な部分は粗いレイヤー高さでプリントし、レイヤーがより顕著に現れる勾配のある傾斜部はより細かいレイヤー高さでプリントすることが出来ます。

図は可変レイヤー高さを使用するとプリントの質を向上させることが出来る基本的な例です。この構造物の壁部分は許容出来る品質よりも高精細にレンダリングする必要は無いですが、傾斜屋根や特に平らになっている頭頂部では0.4mmのレイヤー高さはあまりにも粗過ぎて、レイヤーの乱れが現れてしまいます。図にGコードのレンダリングを示します。

Example model highlighting use case for variable layer heights.

可変レイヤー高さの適用例を強調するモデル例

Example with normal layer height.

普通のレイヤー高さの例

可変レイヤー高さの設定はPlaterウインドウで部品をダブルクリックすることで表示させることが出来ます。これにより2つのタブがあるポップアップウインドウが表示されます。最初のタブは図ようにモデルについての情報を表示します。

Variable layer height options - Info.

可変レイヤー高さ設定-情報(Info)

注目すべきはモデルの高さでこれはZ高さの最大値を計算するのに便利です。

二番目のタブ(図)は、mm単位でZ軸に沿った特定の範囲のレイヤー高さを行ごとに定義するテーブルを表示しています。この例では、モデルの壁部分は0.4mm、屋根の急な部分は0.2mm、急ではない屋根の部分は0.15mmでプリントします。それぞれの範囲は指定されたレイヤー高さで正確に分割されるので範囲間の「ギャップ(gaps)」はありません。

Variable layer height options - Layers.

可変レイヤー高さ設定-レイヤー(Layers)

生成されたGコード(図)は高品質なプリントが出来る高精細なものである。

Example with variable layer height.

可変レイヤー高さの例

プリントしたサンプルモデルを図に示しています。左はすべて0.4mmレイヤー高さでプリントしたもの、一方右は可変レイヤー高さを使ってプリントしたものです。

Example print with variable layer height.

可変レイヤー高さでプリントした例

可変レイヤー高さの追加機能として、モデルのプリントしない部分の範囲に0を指定することが出来ます。図は0から4mmの間を抜いたGコードを示しています。これは背の高いモデルを複数の短い部分に分割してプリントし、後で組み立てることが出来る便利な方法です。

Example with skipped layers.

レイヤーを抜いた例


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