Prusa Mendel i2には10個のリニアベアリングが必要ですが、市販のリニアベアリングの代用としてプリントパーツを使うことが出来ます。そのパーツも入っていました。
LM8UUのリニアベアリングと同じ大きさで、8mmのシャフト用の穴が空いています。この穴は若干小さくこのままだとリニアシャフトは通りません。そこで8mmのドリルを使って穴を開けてみたところ、シャフトは通るようになったけどなんか引っかかる。そこでもう一度8mmのドリルを使ってグリグリと穴を少し大きくするようにしてみたら、今度はシャフトがスルスルと通るようになったけどちょっと隙間が開いてしまってガタガタする。穴をあけすぎてしまいました。
あ~、どうしよう。ということで、eBayで安いリニアシャフトを探して買ってしまいました。
中国製で、12個セット9ドルです。しかも送料無料。一つ75円以下です。”安いのは良くない”と色んな所に書いてあったけど、安さに惹かれて買ってしまいました。
右が今回買った中国製のリニアベアリング(75円/個)。左が以前一つだけ買ったTHKのリニアベアリング(リニアブッシュ)(607円/個)。
値段の差からして比べるものでは無いとは思いますが、見た目はほぼ変わらないです。リニアシャフトに通してみると、やっぱり価格の高いTHKの方がスムーズです。すぐに分かります。中に入っているボールベアリングの動き(というか接触の仕方)が違うんですよね。リニアベアリングの機構からして金属どうしの接触があるのでそれは避けられないのですが。じゃあ、安い方はダメかと言ったら、そんなことは無いです。プリントパーツよりはずっとスムーズに動くし、それなりの物だと分かっていれば問題は無いと思います。
”安いのは良くない”と書かれている理由の多くはシャフトに傷がつくからだと書いてあります。確かにステンレスの丸棒などをシャフトに使っていれば傷はつくと思います。でも今回は焼入れしてあるSUJ2のシャフトを使っているので、リニアベアリングを何回も動かしてみても傷は付いてませんでした。なのでこの一個75円のリニアベアリングを採用することにしました。
<追記:2014年8月17日>
リニアベアリングは使用する前にグリスを塗る必要があるそうです。新品のリニアベアリングには錆防止の為に多少の機械油みたいなのが塗布されていますが、それとは別にグリスを塗ったほうがいいです。
<追記ここまで>
リニアベアリングについて調べてみたところ、傷が付いたり音がうるさいということで樹脂タイプのブッシュを使う人もいるみたいです。ただしそれを固定する新たなプリントパーツを作らなければならないです。
このブログもちょっと間が開いてしまいましたが、本体の方ものんびりと作ってます。
そろそろ電子部品関係も調べて注文しようかな。
種類 | 数 | 値段(円) | 備考 |
LM8UUリニアベアリング | 1 lot | 910 | 12個/lot 送料無料 |
ここまでに”RepRap Prusa Mendel i2″に掛かった費用・・・・23,773円
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