新しいフィラメントでエクストルーダーをプリントしました。
今までも同じエクストルーダーを使っていたのだけどプリントが上手くいっていなかったので、新しいフィラメントのテストを兼ねて改めてプリントし直しました。
プリントしたのはコレ。
Airtripper Bowden Extruder BSP Edition
ダウンロードしてスライスして早速プリントアウトしました。
新しいフィラメントはなめらか
プリント終了です。 相変わらず粗相というか垂れが多いけど、プリントしているのを見ていると溶けたフィラメントは滑らかな感じがしました。以前使っていたフィラメントはインフィル(infill)がけばけばしてきちんと線状にならなかったり、細かい部分がぐちゃぐちゃになったりしてたんですが、新しいのはそんなこと無く、ノズルの先からニュルニュルとフィラメントが滑らかに出てきました。
今回のslic3rの設定は以下の通りです。フィラメントはPLA 1.75mm径です。
- ・Leyer height
- : 0.2mm
- ・Fill density
- : 0.25
- ・Speed – Perimeters
- : 40mm/s
- ・Speed – Infill
- : 40mm/s
- ・Temperature – Extruder
- : 210℃
- ・Temoerature – Bed
- : 50℃
- ・Keep fan always on
- : on
- ・Nozzle diameter
- : 0.4mm
フィラメントは乾燥している方が良いという話もあるみたいだけどどうなんだろう?
確かに新しいフィラメントは乾燥しているから上手くプリントできたということもあるのかな。
Googleグループ Japan Makerbot User Group「フィラメントの脱水」
Airtripper Bowden Extruderの部品
Airtripperのエクストルーダーに必要な部品を揃えます。と言っても前に使っていたのを並べただけですが。プリントしたパーツはせっせとキレイにバリを取り除きました。
[プラスチックパーツ]
- ・Extruder Body
- ×1
- ・Idler
- ×1
- ・Strut
- ×1
[その他のパーツ]
- ・M3*25mm六角穴付きボルト
- ×1
- ・M3*30mm六角穴付きボルト
- ×2
- ・M3*10mm六角穴付きボルト
- ×1
- ・M3*6mm低頭六角穴付きボルト
- ×1
- ・M3*50mm六角穴付きボルト
- ×2
- ・M8*15mm留めネジ
- ×1
- ・608ベアリング(外径22 幅7 内径8)
- ×1
- ・105ベアリング(外径10 幅4 内径5)
- ×1
- ・ドライブギア
- ×1
- ・チューブフィッティング(ねじ寸法R1/8)
- ×1
- ・バネ
- ×2
- ・ワッシャー、ナット
- 適宜
- ・NEMA17ステッピングモーター
- ×1
M3*6mmのボルトは六角穴付きボルトでは頭が大きすぎてジャマになるので小さなのを使います。六角穴付ボタンボルトを持っていたのでそれを使いましたが、十字のボルトでもいいと思います。
アイドラー用の608ベアリングをとめるためのプラスチックパーツがあるのですが、これはなかなか上手くプリント出来ないので15mmの長さの留めネジを使いました。
105ベアリングはラジコン専門店で入手しました。これはモーターの軸の先端の部分に付けるのですが無くても大丈夫みたいです。ラジコン専門店にはいろいろな種類のベアリングが揃っていて少量からでも買えるので便利です。
チューブフィッティングはモノタロウでテフロンチューブと一緒に買いましたが、近所のホームセンターでも売っていました。コンプレッサーなどがあるコーナーにありました。
本来はゴムチューブでアイドラーを押さえるのですがバネを使いました。
MK8ドライブギア
このエクストルーダーにはドライブギアが必要になります。ホブボルトみたいに自作することも出来ないのでMK8 Drive Gearをebayで買いました。
MK8 Drive Gear. Pulley for 1.75mm or 3mm plastic filament
このドライブギアはなんか評判よさそうでココのドライブギア比較で1位になっていたので選びました。
ステッピングモーターにMK8ドライブギアと608ベアリングを取り付けると写真の様になります。
Airtripperの組立
Airtripperを組立てます。といってもすぐに終わりますけど。 写真では見えないけどチューブフィッティングはM3*10mmの六角穴付きボルトとナットでガッチリ止めてあるので外れる心配はありません。
アイドラーを閉めて、バネ付きのボルトで締め付けます。
上から見るとアイドラーでドライブギアにフィラメントを十分に押し付けています。
Airtripper Bowden Extruderの見た目はプリントパーツの充填(Infill)部分あまり無くちょっと華奢な感じがしたのですが、これは色々と考えられて設計されているようで剛性は結構あります。下部よりも上部の方が大きくなっているところもありますが絶妙なところでプリント出来ています。この構造は参考にしたいですね。
Airtripper Bowden Extruderの詳しい説明は以下を見てください。参考にしました。
Airtripper’s Direct Drive Bowden Extruder V3 BSP Edition
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