新しいフィラメントを買いました。今回は2015年1月から発売を開始したバーベイタムのフィラメントです。「国産で高品質」ということで使ってみました。
バーベイタムの3Dプリンター用フィラメント
バーベイタム(Verbatim)は三菱化学メディア(株)のブランドで、その3Dプリンター用フィラメントは親会社の三菱化学(株)の機能性プラスティックに関する知見を存分に活かして開発・製造したそうです。日本国内製造による徹底した品質管理で高品位な印刷特性を保持していると書いてあります。
・バーベイタムブランドの3Dプリンター用国産フィラメント新登場!
現在バーベイタムの3Dプリンター用フィラメントは、ABS 1.75mm、PLA 1.75mm、それと柔軟性のあるプリマロイフィラメント1.75mmの三種類があります。
PLAフィラメント 1.75mm 1kg シルバー
今回買ったのは、PLAフィラメント1.75mmのシルバーです。重量は1kg。今気づいたのですが1.75mmのフィラメント1kgというのは、ABSだと404m、PLAだと334mとABSの方が2割も長いんですね。
前回は白のフィラメントで写真を撮るのに苦労したので、グレー系の色の方が撮りやすいのではないかなと思い、今回はグレーが無かったので近い色のシルバーにしてみました。
新しい”高級”フィラメントを買いました(3) Polymakr PolyPlus PLA 1.75 白
バーベイタムのフィラメントをネットで検索してみるとAmazonや楽天などいろいろなところで販売されているようですが、arms22さんのブログ「なんでも作っちゃう、かも。」の「バーベイタムABSフィラメントレビュー」に、ioPLAZAでは初回登録時に1,000円のクーポンが使えるということだったので、僕もioPLAZAで買いました。
・バーベイタムABSフィラメントレビュー – なんでも作っちゃう、かも。
ioPLAZAでの販売価格は5,378円(税込)。それを1,000円のクーポンを使って4,378円で購入。3,000円以上の買い物で送料は無料になります。ちなみに538円相当のポイントが貯まるので、次回は4,840円で買えますね。
ioPLAZAで売っているバーベイタムのフィラメントの在庫欄は「予約受付中」となっているのですが、7月10日(金)に注文して7月16日(木)に届きました。
箱を開けるとバキュームラップされたフィラメントが入っています。スプールの幅は細身で、径は大きめ。横から見た時にフィラメントの残量が分かるようにスリットが入っています。
何箇所か太さを測ってみたところ1.74~1.75mmとなかなか良さそうです。早速このフィラメントでプリントしてみました。
バーベイタムのPLAフィラメントでプリントしてみる
いきなりだけど、最近気に入っていいるキャリブレーションモデルの「#3DBenchy – The jolly 3D printing torture-test」をプリントしてみました。バーベイタムのPLAフィラメントの推奨使用温度は「200-220度」と書いてあったので、まずは200度でプリント。
ちょっと盛大に糸引きしてしまいました。う~ん、ホットエンドの温度が高いのかな?そこで今度は温度を10度下げて190度にして、更にトラベルの速度を上げてプリントしてみました。
おお、だいぶ糸引きは無くなりましたね。糸引きが完全に無くなった訳では無いけど僕の3Dプリンターだとこの位が限界なので、あとはせっせとカッターを使って手作業でキレイにしてきます。煙突は歪な形になっちゃった。
・#3DBenchy – The jolly 3D printing torture-test -Thingiverse
このバーベイタムのPLAフィラメントは、手で曲げてみても粘りがあってなかなか折れません。今回買ったシルバーは、ノズルから出てきた直後の高温ではほぼ透明で、少し時間が経って冷めてくるとシルバー色になります。それでも少し透けています。スプールには「Silver / Metal gray」と表示されていますが輝いている成分が入っていると言うよりは、若干透明なので少し金属っぽく(ガラスっぽく)見えているという感じがします。
ちなみに前回買ったPolymakrの「PolyPlus PLA 1.75 白」でプリントしたボートはこんな感じです。
国産高品質なフィラメントを買ってみたけれど
今回は「国産で高品質」というバーベイタムのPLAフィラメントを買ってプリントしてみたけれど、フィラメントが折れたり異物や空洞があったりしない限り、どれもそんなに変わりは無いのかなと思ったりもしました。プリントの品質は、フィラメントよりも3Dプリンターの性能や設定に大きく左右されるのではないかと。
だけど高品質であることに越したことは無いし、トラベルの殆ど無い「Gyro rotating rings」をプリントしてみたら、積層痕の乱れもほとんど無くとてもキレイにプリント出来たので、やっぱり良いフィラメントの方がいいのかなとも感じます。結局はフィラメントも3Dプリンター本体も高品質なのが良いってことでしょうかね?自分の知識の少なさと、僕が自作したPrusa Mendel i2の限界を感じます。
・Gyro rotating rings -Thingiverse
ああ、次はColorFabbのフィラメントが欲しくなるな~、高いけど。
コメントを残す