3Dデータをダウンロード出来るサイト”Thingiverse”を見ているとメッシュのオブジェクトが結構あって、しかも人気が高いんですよね。それで、前々から3Dプリンターでプリントしてみたいと思っていたので、今回は挑戦してみることにしました。
結論から言うと、上手くプリントできませんでした。
メッシュのものは難しい
いやぁ、思っていた通りメッシュのはプリントが難しかったです。
今回選んだのは “Diagrid Braelet” 。
Diagrid Bracelet – Thingiverse
メッシュがチューブ状になっていてサイズは三種類あり、プリントしたのは一番小さなSサイズのもの。大きさは直径76mm×高さ22mmです。
Slic3rの設定
まずSli3rでスライスします。今回の主な設定は以下のようにしました。
- ・レイヤー高さ
- :0.2mm
- ・ペリメーター
- :2
- ・インフィル
- :0%
- ・スピード
- :50mm/s
- ・ブリム
- :5mm
- ・サポート
- :none
- ・エクストルーダー温度
- :210℃
- ・ヒートベッド温度
- :50℃
- ・ファン
- :on
- ・ノズル
- :0.4mm
- ・リトラクト
- :2mm
設定はいつもとあまり変わりは無いのですが、メッシュが細かいのでインフィルは無しにして、小さなオーバーハングが多そうなのでスピードを少し速くしてフィラメントが垂れてしまわないようにしました。
そしてG-codeファイルに変換出力するのですが、これ相当時間が掛かりました。新しいパソコンではないけど4コアCPUのWindowsなのですが1時間位は掛かりました。
いざプリントアウト
やっとG-codeに変換できたのでプリントします。
プリント時間は1時間半くらいでした。もっと掛かると思っていたけど高さもあまり無いのでそんなに長くは掛かりませんでした。
さすがに細かい部分の連続で、溶けたフィラメントを出したり止めたりを引っ切り無しにしているので、たくさん糸は引いているし、きちんとフィラメントが充填出来てないところや、逆に多く出すぎているところだらけです。やっぱりメッシュは難しいなと思いました。
改善点を考える
メッシュは難しいと思ったところで断念するのは進歩が無いので、どうすればキレイにプリント出来るようになるのか考えてみました。考えた点は、
1.ホットエンドの改良
2.Slic3rの設定の変更
3.プリンター本体の剛性
1.ホットエンドの改良
前々から気になっていたことで今回に限ったことでは無いのですが、トラベルの時にフィラメントが垂れたり糸を引いたりするのは、きちんとフィラメントの送りやリトラクトが出来てないんじゃないかと思ってます。
これは熱している部分の熱がホットエンドの胴体の部分にまで伝わってしまっているためだと思います。なのでファンを付けたりヒートシンクを付けたりして冷ましてやればある程度改善出来るはずなんだけど、じゃあファンを付けるか?それとも新しいホットエンドを買うかですね。
2.Slic3rの設定の変更
これは、レイヤー高さをもう少し小さくすることや、スピードを遅くするなどでフィラメントの充填不良など少しは改善出来るかな?ただ、どちらもプリント時間は長くなりますね。
3.プリンター本体の剛性
これが一番悩ましい点です。細かい部分が多い=ヘッドが動きが多い為に動作音も結構大きいのですが、それに伴って本体もガタガタと揺れが大きいです。そうするとプリントのズレがそこそこ出ていると思うんです。そもそもこれはPrusa Mendel i2の最大の弱点なので本体を変えるしか無いと思うんだけど、もっと精度良くプリントするならば新たなプリンターを作るとか考え無いといけないですね。
いろいろとあるけれど、まあこれが自作3Dプリンターの醍醐味じゃないですかね。いろいろと調べて、いろいろと試行錯誤してやって行きたいと思います。
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